目も見る対象物も静止している場合の視力を静止視力と呼びます。
私たちが一般的に”視力”と呼んでいる視覚能力のことです。
静止視力は、焦点(フォーカス)のことで、眼球内部を中心とする焦点システムに左右されるので、悪くなると、メガネやコンタクトレンズを使うか、最近ではレーシック手術を受けるなどして、いわゆる”矯正”する必要があります。
これに対して、眼球の動きに左右されるのが、動体視力などのスポーツビジョンです。
眼球の動きをつかさどるのは、左右の眼球それぞれに6本ずつある眼筋です。
筋肉なので、トレーニングで鍛えることができます。
その意味で、動体視力やスポーツビジョンと視力(静止視力)は全く別のものです。
視力が良くても動体視力やスポーツビジョンが良いとは限りません。 |