ベレッタの新しいコンペティションモデル 『DT10 トライデント』 は、1990年にデビューした『ASE90』そしてその後継モデル『ASE−GOLD』のシステムを継承され生まれた本格的クレー射撃用ショットガンです。
 機能、特性、重量、バランス、インパクト・ポイント…その他すべての点で研究され、 重要なコンペティションにおいて必要な要件を満たすために改良され発表されたモデルが 『DT10 トライデント』です。
 『DT10 トライデント』 は、レシーバー,バレル,フォア・エンド・アイアン(先金)などの主要なパーツの組立て、およびトリガー・システムやトップレバーなど細部のパーツ調整に至るまでベレッタ社の熟練された職人の手によって完成され、個々のテストを行った上でシューターに渡されます。
 また銃身とレシーバーのロックは、ベレッタSO5などのサイドロックと同様の『マッシブ・クロス・ボルト・ロッキング・システム』を採用し、生産から構造にいたるまでプレミアム・グレードの銃として認められるでしょう。

 『DT10 トライデント』 は、オリンピック・トラップやスキート、スポーティング・クレーなど、それぞれの競技において的確なクレーのインパクト・ポイントを備え、効率の良いショット・パターンを実現させます。
 
また下銃身(初矢)の撃発時における衝撃を銃の中心軸で受けとめる事が可能なため、銃の跳ね上げを防止し、上銃身(二の矢)での動作をより早く、よりスムーズに行えます。

 なお新しいチョーク・システム “Optima−Choke (オプティマ・チョーク)” は通常のチョークより長く、そしてスマートに作られ、散弾の変形を最小限に抑え、効率の良いショット・パターンを供給してくれる競技のためのチョーク・システムです。
 
なお『オプティマチョーク』は、銃身の先端より長く伸びカラーラインでチョークの種類が確認できる『エクステンディット・オプティマチョーク』と、銃身の中にすっかり入り込む『スクリューイン・オプティマチョーク』の2バージョンがあります。お好きなタイプをチョイスしてください。(ただし下銃身のみオプティマ・チョークとなるUCモデルは、スクリューインタイプのみ使用可能となります。)

 DT10のイニシャル『DT』は、『Detachable Trigger(デタッチャブル・トリガー)』を意味し、新しく採用されたトリガー・システムの性能と扱い易さを強調しています。また、トリガー・システムの取り外しは、トップレバーを開放した状態で行うことになりますので、銃が安全な状態での取扱いを保証してくれる画期的なシステムです。

 トリガーは『V』型のメインスプリングを使用していますので、ロックタイムの早さと切れの良い引き味を実現してくれます。

 無段階に位置を調整することが可能なアジャスタブル・トリガーを採用していますので、シューターに応じてトリガーポジションを設定することが可能です。

 

 トップレバーは、人間工学に基づいた新しいデザインを採用しています。

 セーフティーは、簡単に動くことがなく、また作動させたい時にはスムーズに動く機能となっています。

 『DT10 トライデント』 のレシーバーは、より強度を求めた設計であり、長期間の使用にも耐えれるように開発されています。

 エキストラクターは、新しい形状と効率の良いシステムにより、安定した装弾のエジェクト・タイミングを可能としています。

 フォア・エンド・アイアン(先金)は、銃身との一体化を保持するための重要な箇所に新たなパーツ『インターチェンジャブル・ナット』を設け、パーツが磨耗しても交換可能とした新しいシステムとなっています。

 

 『DT10 トライデント』のレシーバーは “ブラック” と “マテット・シルバー” の2種類から選択可能となります。
※レシーバーの選択はモデルによってはできませんのでご了承ください。

 ストック(銃床)は、高品質のクルミ材を使用し、ツルーオイルによって仕上げられています。
 また、ストックのピストル・グリップ、およびフォア・エンド(先台)にはハンドメイドによるチェッカリングが施され、確実なグリップを維持することができ、なおかつフォア・エンド(先台)は、表面から見えないネジを採用していますので、実用性だけでなくデザインの面でも優れている銃といえます。

  『DT10 トライデント』には、『専用ハードケース』『交換用照星(赤×2 ・白)』『トリガー右用(または左用)、及びセンターのワイドタイプの2個』『アジャスタブル・トリガー用ドライバー』『ストック用ドライバー』『撃針×2(上下用)』『撃針スプリング×2』『ソフトスリーブ(中袋)』『スナップキャップ(空撃ちケース)×2』などが付属品として付いています。

 

 



 
 

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